NO-MAコレクションPart5「NO-MA ヒストリー」が現在、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(近江八幡市永原町)で開催されている。
日本のアール・ブリュットが世界に知られるきっかけとなった澤田さんの作品も展示している
近江八幡市の重要伝統的建造物群保存地区にある町家を改装した施設で2004(平成16)年に開館。障害の有無にかかわらず多様な表現を紹介する「ボーダレス・アート」をコンセプトに展示してきた。現在は35人の作家による3万点を超える作品を収蔵している。
同展は収蔵作品を紹介する「NO-MAコレクション」の第5弾。今回は「NO-MA ヒストリー」と題し、同館で作品を預かった時期の順番に、22人の作家の作品を3期に分けて紹介する。
第1期では、岩崎司さん、澤田真一さん、高橋重美さん、水谷伸郎さん、三橋精樹さん、宮間英次郎さん、吉川秀昭さん、吉澤健さんの8人の作品を展示する。絵画や陶芸、立体作品など多様な表現を通して、同館が初期から収蔵してきた作品群の魅力を紹介する。
展示作品の中には、長期入院中に制作を続けた岩崎さんの作品や、陶土に無数の点を打ち込む吉川さんの作品、街中で見かけた企業名や看板の文字を独自の筆致で記録し続ける吉澤さんの作品のほか、アール・ブリュット作家として国内外で知られる澤田さんの陶芸作品も並ぶ。
NO-MAを運営する社会福祉法人グローの広報担当、藤田爽乃さんは「障害があるから作品をお預かりしているのではない。作品そのものの魅力を知ってほしい。来館者には、こういう表現方法もあるのだと感じてもらい、作品に込められた強い表現欲求やエネルギーを受け取ってもらえれば」と話す。
「今回の展示では、NO-MAがこれまで大切に守り続けてきた作品を紹介している。作品を通して、20年以上続けてきた美術館の歩みも知ってもらいたい」とも。
開催時間は11時~17時。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。観覧料は大人=200円、高校・大学生=150円、中学生以下無料。第1期は7月12日まで。第2期は7月18日~9月27日、第3期は10月3日~12月6日。