近江八幡市を流れる白鳥川の土田大橋付近で現在、約100匹のこいのぼりが掲げられている。
こいのぼりを上げる桐原東小学校の児童(写真提供=白鳥川の景観をよくする会)
掲げているのは、市民団体「白鳥川の景観をよくする会」(通称=景観隊)。こいのぼりは川を横断する形で設置された物や、周辺に飾られた物を含めて約100匹。風に揺れる様子が川沿いの風景に彩りを添えている。
同団体は2006(平成18)年2月に発足。かつては雑草が生い茂り、通行や治安面で課題があった白鳥川周辺を整備しようと、退職後の男性らが中心となり活動を始めた。現在は約36人が所属し、草刈りや清掃、桜の管理などを継続して行っている。
整備区間はJR鉄橋付近から琵琶湖岸までの約5キロに及び、約850本の桜並木を維持している。毎週土曜と第1・第3・第5水曜を中心に活動し、年間を通して景観維持に取り組む。
こいのぼりの掲揚は、桜の季節が終わった後も人々に足を運んでもらおうと始めた取り組み。家庭で使われなくなったこいのぼりの寄付を受けており、現在掲げている物も全て市民から寄せられた物だという。期間中は散策や写真撮影を楽しむ来訪者の姿も多く見られる。同団体代表の佐藤成宣さんは「この場所に掲げている理由の一つは、近江八幡市立総合医療センターに隣接しているから。入院患者や通院者の楽しみになれば」と話す。
4月22日には、桐原東小学校の3年生がまち探検の一環で白鳥川を訪れ、こいのぼりを見学。川の整備活動について学んだ。
佐藤さんは「こいのぼりをきっかけに白鳥川に関心を持ってもらい、きれいな環境を大切にする気持ちにつながればうれしい」と話す。「地域の人が楽しみながら関われる場として続けていきたいが、メンバーの高齢化で継続が危ぶまれている。今後の活動の在り方について検討している」とも。
5月19日まで。