焼き肉店「焼肉ホルモンざくろ 近江八幡店」（近江八幡市中村町）が10月13日、オープンした。運営はファステストダイニング（岐阜県）。

さっと炙って食べる「熟成生タン」

　滋賀県初出店。店舗面積は90坪。席数は142席。冷凍していない牛タンを熟成させ店でカットして提供するという「熟成生タン」（979円）や、A5・A4ランク黒毛和牛を自家製もみだれに漬けた「ざくろカルビ」（759円）などを提供する。

　もみだれは、本醸造しょうゆと本みりんをベースに果実や玉ねぎなどを入れて作る。同社の営業企画担当者・嘉田哲也さんは「たれで特徴を出すため、少しずつ改良を重ねた。肉に合う甘みがある」と話す。

　ご飯は、注文を受けてから2.5合炊きの土鍋で炊き、提供している。米は、玄米を店内で毎日精米する。嘉田さんは「米の銘柄は季節ごとに変えている。炊きたてのご飯と肉を味わってもらいたい。食べ切れなかった分はおにぎりにして持ち帰ってもらえるようにしている」と話す。

　同社は弁当店として滋賀県で創業。岐阜県を中心に個室居酒屋を運営していたが、新型コロナウイルスの影響を受け、数店舗を閉店した。2021年2月には愛知県春日井市に「焼肉ホルモンざくろ」を開業。現在は愛知県、岐阜県を中心に展開している。

　嘉田さんは「創業の地である滋賀県の皆さんに恩返ししたい。高級焼き肉店と同じような価値をリーズナブルな価格で提供する。地域の人に喜んでもらえる店にしたい」と意気込む。

　営業時間は17時～23時（土曜・日曜・祝日は16時から）。