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近江八幡の市営野球場がリニューアル 「国スポ」競技会場に、観光活用も

琵琶湖を望む「カローラ滋賀はちまんスタジアム」(写真提供=近江八幡市)

琵琶湖を望む「カローラ滋賀はちまんスタジアム」(写真提供=近江八幡市)

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 近江八幡市立運動公園野球場(近江八幡市津田町)が4月1日、リニューアルオープンした。一般供用開始は5月1日から。

「カローラ滋賀はちまんスタジアム」

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 同施設は1979(昭和54)年の開設から40年以上が経過し、これまで地域の住民や競技団体から改修を望む声が上がっていた。今秋開催する「わたSHIGA輝く国スポ」の軟式野球競技会場となることから、近江八幡市ではこれまで、大会基準に沿った大規模改修工事を進めてきた。総工費は約23億4000万円。

 改修では、県内で初めて全面人工芝のフィールドを採用。観客席はメインスタンドと内野スタンド合わせて約1500席を設置。このほか、LEDフルビジョンのスコアボード、夜間照明6基を新設した。

 人工芝は、「琵琶湖に近く風が強い」という立地条件に適合した物を採用した。近江八幡市スポーツ課職員の村田崇さんによると、従来の黒土に比べ整備にかかる時間と費用コストを抑えることができ、透水性舗装により水はけの課題も改善されているという。「グラウンドの凹凸もなくなり、プレー環境が良くなった」とも。

 村田さんは「国スポに間に合ってホッとしている。市では今後、地域の運動会や未就学児童の参加行事など、野球以外の目的にも対応していく。球場利用と観光を組み合わせたスポーツツーリズムの取り組みも現在検討している」と話す。

 同市では今回、新球場の供用開始に合わせネーミングライツ制度を初導入した。現在「カローラ滋賀はちまんスタジアム」の名称で運用が始まり、新たな名称の下でさまざまな活用が予定されている。

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