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近江八幡で音楽と多様性のフェス 誰もが自分らしく挑戦できる場を

近江高校軽音楽部「晴レ後、ワタ雨。」の生徒たち

近江高校軽音楽部「晴レ後、ワタ雨。」の生徒たち

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 多様な価値を共有する「Various Values(ベリアスバリューズ)OMIHACHIMAN 2025」が4月19日・20日、近江八幡市立運動公園(近江八幡市津田町)で開催される。

来場を呼び掛ける北西さん

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 「滋賀の子どもたちに地域の可能性を感じてほしい」と県内有志が企画した。障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしく挑戦できる場とし、互いの価値に気付く機会の創出を目指す。

 島谷ひとみさんや川口恭吾さんなどのアーティストのほか、県内の軽音楽部やキッズダンスチームなど、約300組以上が5つのステージでパフォーマンスを披露する。

 オープニングアクトを決める2度のオーディションでは、近江高校軽音部のバンド「晴レ後、ワタ雨。」がキッズダンスチームとのコラボ部門で出場権を獲得。同部顧問の岡康平さんは「生徒たちは自発的に子どもたちと交流し、想像を超えるパフォーマンスを見せてくれた」と話す。バンドメンバーの遠藤愛里さんは「私たちの演奏でメインのアーティストを盛り上げたい」、部長の佐野くるみさんは「アップテンポな曲で観客を巻き込んで楽しみたい」と意気込む。

 昨年6月に知的障害や自閉症、ダウン症などのある子どもたちを対象に行った職業体験の参加者が、子ども実行委員として準備や当日の運営に携わる。実行委員会副委員長の北西忠明さんは「壁を取り払い、互いの価値を知る機会にしたい」と話す。

 約50店舗の飲食店やキッチンカーが出店するほか、約70組が参加するフリーマーケットもある。9種の競技を用意するスタンプラリーも行い、日本代表選手やプロスポーツチーム、地元チームが参加者をサポートする。

 入場無料で、20日のみ有料エリア(6,500円)を設ける。両日とも駐車券(1日3,300円)または往復シャトルバス券の購入が必要。申し込みはウェブサイトで受け付ける。

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