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近江八幡で自費出版の絵本「タカターニャの森」制作過程語る講演会

蛇腹折りの絵本「タカターニャの森」(写真=NPO法人日本自費出版ネットワーク)

蛇腹折りの絵本「タカターニャの森」(写真=NPO法人日本自費出版ネットワーク)

 自費出版ライブラリー「考耕行(こうこうこう)」(近江八幡市浅小井町)で4月18日、講演会「タカターニャの森」ができるまで」が開かれる。

開催中の企画展とイベント案内チラシ

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 同館では現在、自費出版本の多様な形を紹介する企画展「ひらいて、さわって-いろいろな本のかたち-」を開催している。今回の講演会は同企画展の関連イベントとして行う。

 講演では、2022年に発行された絵本「タカターニャの森」を取り上げる。同書は、カカオやコーヒーが育つ架空の世界「タカターニャの森」を舞台に、個性豊かな鳥たちの暮らしを描いた作品。自然をモチーフにしながら、気候変動や森林破壊などにより絶滅が危ぶまれる鳥も登場し、人と自然の共存をテーマにしている。テキスタイルデザイナーの田代貴子さんが原案と絵を担当し、グラフィックデザイナーの箱崎恵子さんがデザインを、ライターの市野亜由美さんがストーリーを手がけ、蛇腹折りでびょうぶのように開く形状が特徴。

 2020年に田代さんが発表したファブリック作品「鳥の木」を基に企画し、約1年かけて完成にこぎ着けたという。講演会では、制作の流れや、テキスタイルを原点とした色彩表現、形状へのこだわり、印刷会社との調整など、絵本制作の過程を中心に紹介する。会場では、原点となったファブリックパネルや、表紙の色校正紙など制作過程を紹介する資料パネルも展示する。

 市野さんは「絵本は文章量が少なく、読むだけならあっという間だが、何度も読み返したい『大人の宝物』になるよう、絵の美しさを壊さないデザインを意識して時間をかけて制作した。普段は意識されにくいデザインの工夫など、この絵本の秘密を伝えられれば」と話す。「一冊の本を作ることは簡単ではないが、その苦労も含めて楽しい。自費出版を考える人にとって、自分はどこにこだわりたいのかを考えるきっかけになれば」とも。

 開催時間は13時~14時。参加無料。予約制で、定員は20人。申し込みはサンライズ出版のウェブサイトで受け付ける。企画展は5月30日まで。

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