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近江八幡の高校生が英語エッセーで特別賞 対話の重要性を訴え

特別賞を受賞した小西さん

特別賞を受賞した小西さん

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 「第17回IIBC高校生英語エッセイコンテスト」の表彰式が11月23日、都内で行われ、近江兄弟社高校(近江八幡市市井町)の3年生・小西琉偉さんが個人部門で特別賞を受賞した。

表彰式の様子

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 一般財団法人「国際ビジネスコミュニケーション協会」が主催する、国内の高校生を対象とした英語エッセーのコンテスト。2025年度の第17回コンテストは、個人部門224校・433作品、団体部門68校・3936作品の応募があり、いずれも過去最多となった。

 受賞作品は「Finding Harmony Through Dialogue(対話から生まれる調和)」。高校2年時に訪れたマルタ共和国への留学体験を基に、移民問題が顕在化する現代社会において、多文化共生を実現するために必要な「対話の力」をテーマにまとめた。マルタでの異文化交流を通じて、伝統文化を守りながら多様性を認める姿勢を学んだ経験を、具体的なエピソードとともに描いている。

 審査では、留学体験を通して得た学びを軸に、移民問題という難しいテーマに真正面から向き合い、自身の考えとして「対話の重要性」を導き出している点が高く評価された。メッセージが真っすぐで前向きであることや、伝統と多様性の共存について丁寧に考察している点も選考理由として挙げられた。

 小西さんは「留学を支えてくれた先生や友人、家族にも、改めて心より感謝したい」と話す。

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