
居酒屋「天極(てんごく)製作所」(近江八幡市鷹飼町)が8月20日に移転オープンした。
ラーメン店で提供していたチャーシューをつまみとして提供(写真提供=天極製作所)
同店は2012(平成24)年に同市江頭町にオープン。「天(頂点)を極めるように向上心のある人材を育てたい」と「天極製作所」と名付けた。「酒とつまみをもっと提供したい」と考えた店主の辰己友彦さんは駅前への移転を決意。近江八幡駅近くに店舗を移し、営業することにした。
辰己さんは「私も年齢を重ね、洋食からネギぬたなどの和食が好きになってきた。駅前なら、酒好きな人も来店しやすく、酒のつまみの提供もしやすいと考えた」と話す。七本槍(長浜市)など地酒を取りそろえ、砂ずりのポン酢あえなどのつまみやラーメン、土鍋ご飯などを提供する。店内中央に七輪を置き、カツオのわら焼きなどを客の目の前で仕上げる。
ハムやチャーシューも自家製。辰己さんは「子どもの頃から料理が好きで、小学生の時、お年玉で周富徳のフライパンを買って、毎日チャーハンを作っていた」と振り返る。
移転前は、昼はラーメン店、夜は居酒屋として営業し、辰己さんは一日中働いていたが、「人を育て、自分がいなくても店が回るようにしたい。ラーメン店は任せられる人が育ったら営業を始める」と話す。
「おいしい料理を提供するのはもちろん、提供時間を早くしてお客さまの満足度を高めたい。駅前で末永く続けていければ」と意気込む。
営業時間は17時30分~24時。月曜・火曜定休。