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安土城考古博物館リニューアル 映像で安土城再現、信長が案内

安土城を映像で再現した

安土城を映像で再現した

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 安土城考古博物館(近江八幡市安土町下豊浦)が3月18日、リニューアルオープンした。

信長が安土城を案内する映像

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 同館は1992(平成4)年に開館した、安土城と織田信長、戦国時代をテーマとする歴史博物館。滋賀県が2019年から取り組む「幻の安土城」復元プロジェクトの情報発信拠点としてリニューアルした。

 弥生時代・古墳時代の資料を展示していた第1常設展示室を安土城天主の形を模した八角形のシアターに改修。5面スクリーンに約10分の映像コンテンツ「織田信長と安土城~宣教師ヴァリニャーノが見た天下人の城~」を映し出す。安土城築城の意義を信長自らが語るドラマ仕立ての映像で、信長の案内でヴァリニャーノが安土城を見学するストーリー。最新の研究成果を基にフルCGで安土城を再現した。

 安土城は1579年に完成したが、3年後の1582年の本能寺の変で信長が死去すると天主と本丸は焼失し、1585年に廃城となった。その後、八幡山城の築城時に安土城の建物や城下町を移築したことから、安土城は「幻の城」といわれている。安土城の全容が描かれた「安土山図屏風(びょうぶ)」は信長からヴァリニャーノに渡され、その後、行方不明となっている。

 同館学芸員の藤崎高志(「さき」はたつさき、「たか」ははしごだか)さんは「それまでは城は戦のために建てられたが、信長は自分の力を示し、天皇を招くために築城した。城の歴史の中でも重要な位置付けにある安土城だが、外観については分からないことが多い。現在の研究段階で分かっていることを映像にした。研究が進み、別の解釈が出た時に映像なら修正することができる」と話す。

 「関心が高まると研究が発展し、資料の発見にもつながるかもしれない。分かりやすい映像になっているので、子どもたちにも見てもらって、将来、研究者になってもらえれば」と期待する。

 開館時間は9時~17時。月曜休館(祝日の場合は翌火曜)。入館料は、大人=600円、大学生=360円、高校生以下無料。

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