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安土で防災イベント 地域の親子が参加、消火訓練や救命講習など

担架でクマのぬいぐるみを運ぶ子どもたち

担架でクマのぬいぐるみを運ぶ子どもたち

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 親子で防災を体験するイベント「あづち防災フェス」が9月27日、安土コミュニティセンター(近江八幡市安土町下豊浦)で開催された。

煙の中を歩く体験

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 「学べる・遊べる・そなエール」をテーマにした親子向けイベントで4回目の開催。親子連れを中心に約200人が来場した。当日は、仮設担架で大きなクマのぬいぐるみを運ぶ体験や、煙の中を歩く煙体験、水を使って的を倒す水消火器訓練、救命講習や防災グッズの展示などが行われた。防災グッズの展示では、防災グッズを2組並べて展示し、「間違い探し」をしてもらうことで、細部までよく見てもらえるよう工夫した。

 「多くの人に来てもらって、子ども達が楽しそうに参加している姿を見られてうれしい」と安土学区まちづくり協議会の安心安全部会の桑原和彦さん。「防災フェスを始めたきっかけは、2020年に神戸市で開催された防災イベント『カエルキャラバン』」と話す。「子どもが楽しく学ぶことで、保護者の防災に対するイメージも変わり、大人の意識まで高められる仕組みに感動した。規模は違うが、自分たちでも水消火器や紙スリッパづくりならできるかもしれないと考えたのが始まり」と振り返る。「新型コロナの影響で開催が2度延期となり、スタッフのモチベーションが下がった時期もあったが、回を重ねるごとに来場者も増えている。地域の人がいざという時に備えるきっかけになれば」とも。

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