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近江八幡の高校で「広島の高校生が描く原爆の絵展」 戦争の悲惨さを伝える

原爆の悲惨さを伝える絵を見る生徒たち

原爆の悲惨さを伝える絵を見る生徒たち

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 近江兄弟社中学・高校(近江八幡市市井町)で現在、「広島の高校生が描く原爆の絵展」が開催されている。

近江兄弟社中学・高校で開催されている「広島の高校生が描く原爆の絵展」

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 会場では高校生が描いた戦争の悲惨さを伝える絵画のレプリカ数十点のほか、生徒と被爆体験証言者によるコメント、地図による当時の原子爆弾被災状況の解説を展示する。

 同展は女性の地位向上や核廃絶、平和を目指し活動する女性団体「新婦人の会」が全国で開催している。同会の「戦争は二度とあってはいけない。若い人たちに思いを託していきたい。平和についてみんなに関心を持ってほしい」という思いに共感した同校が主催し、一般市民向けに校内で展示することになった。

 新婦人の会の担当者は「高校生が何度も被爆者の話を聞いて描いた絵を見て、その奥の秘められた思いまで考えてほしい」と話す。同校教員の長谷川友彦さんは「被爆の実状をみんなに知ってほしかった。被爆80周年という節目である今年にやっと開催することができた。原爆投下で実際に何があったかを知ることが平和を考える出発点」と話す。

 開催時間は8時~17時30分(土曜は12時まで)。日曜休校。入場無料。9月12日まで。

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