
近江八幡市で働く人を紹介するローカルメディア「GOOD PEOPLE GOOD PLACE(グッドピープル・グッドプレイス)」の配信が2月2日、インスタグラムで始まった。
近江八幡市地域おこし協力隊の石神惠美子さんが立ち上げた、街で働く人への取材を通して、その街らしさを探究するローカルメディアで、2月にTWO RABBITS BREWINGCOMPANY(近江八幡市宮内町)のコレット理子(あやこ)さん、3月に近江鉄道近江八幡駅助役の伴尚也さんのインタビューの配信を予定している。
石神さんは2024年6月、協力隊に就任。「持続可能な観光まちづくり」を目指し、東京やオーストラリアで記者・編集者を務めた経験を生かしてローカルメディアを立ち上げた。石神さんは「近江八幡市は、八幡堀、ラ コリーナ近江八幡や琵琶湖など観光資源に恵まれているが、『観光客が多いエリアにはあまり行かない』という地元の人の声をよく耳にする。観光客のための場と地域の人たちの場が分断されている印象を受けた。この分断を弱めることが持続可能な観光まちづくりの第一歩になるのではないかと考えた」と振り返る。
メディア名は、「旅先で良き人に出会えば、その場所のことをすごく好きになるというような経験は誰しもあるのでは。そんな経験をこのメディアを通して伝えていけたらと思い名付けた」と話す。
「地域の人たちに近江八幡市の魅力を再発見してもらい、それを伝えていく楽しみを知ってもらう」ことを目的に、編集メンバーを募り、2024年11月、石神さんが講師となり、ライティング講座を開いた。12月には北島宏樹さんと中村京子さんを講師に迎え、カメラ講座を開講。石神さんは「誰もが簡単に情報発信を行える時代だからこそ、情報発信する目的や意義を認識することが大事。講座を通して、メンバーと共通認識を持つことができた」と話す。
現在は、30~40代の美容師、デザイナー、フードクリエーターなど10人が編集部のメンバーとなり、記者とフォトグラファーとして2人1組で取材を行っている。石神さんは「しばらくはインスタグラムで、街で働く人への取材記事を掲載し、ある程度数がたまったら冊子にして、市内外で活動を振り返るイベントを開きたい」と意気込みを見せる。