
竜王町の善光寺川で6月14日、河川環境美化作戦が行われる。主催は「竜王清流会」(竜王町)。活動は今年で17年目を迎える。
竜王清流会は、三井アウトレットパーク滋賀竜王の開業が決まったことをきっかけに、善光寺川の清掃活動をするため町民有志が2008年(平成20年)11月に立ち上げた団体。当時の善光寺川は管理が行き届かず草木が生い茂る状態が続いており、町の玄関口にふさわしい環境を取り戻そうと春と秋の年2回、美化活動を始めた。
活動内容は川沿い4.7キロにわたる草刈りやごみ拾い。口コミで賛同者が広がり、現在は同会メンバーのほか、町民や企業の社員150~200人が毎回参加し、作戦開始から昨年まで参加者は延べ500人を数えるまでの規模に成長している。
同会事務局の岩田宏之さんによると、町内から「とてもきれいになった」という声が聞かれるようになり、近くの保育園は安全な散歩コースとして利用しているという。「継続は力なり。活動をやめれば元の状態に戻ってしまう。毎年の積み重ねが大切」と話す。
参加申し込みは岩田さんが電話(TEL 090-8885-7782)で受け付ける。
7月20日には、きれいになった川で「家族魚つかみ大会」を開催する。同日、竜王ライオンズクラブと共催で願い事を付けた100個の風船を飛ばす「バルーンリリース」も行う。