
ヴォーリズ建築の写真展「VORIES TIME(ヴォーリズタイム)」が現在、ヴォーリズ学園(近江八幡市市井町)内のハイド記念館で開催されている。
ヴォーリズ学園出身の写真家・桃井一至さんが撮影した「ヴォーリズ建築」の写真を展示。「ヴォーリズ建築」とは、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した建物のこと。山の上ホテル(東京都千代田区)や神戸女学院(神戸市)、駒井卓・静江記念館、東華菜館(以上京都市)、睡鳩荘旧朝吹山荘(長野県軽井沢町)などを写真で紹介する。
山の上ホテルと神戸女学院は初日の26日に同学園内のヴォーリズ平和礼拝堂で文筆家の甲斐みのりさんの講演会「乙女建築なヴォーリズさん」で甲斐さんが「乙女建築」と表現。甲斐さんの自署が原案のテレビドラマ「名建築で昼食を」の舞台にもなっている。
ハイド記念館館長の辻友子さんは「今回展示している建物はどれも行ったことがある場所ばかりだが、山の上ホテルの写真では階段を見下ろして撮影しているためいつもと違って見える。桃井さんの目線で角度を変えて見るとまた面白い。一つ一つの作品をゆっくり見てもらえれば」と呼びかける。
開催時間は10時~16時。同記念館の入館料は500円(高校生以下無料)。月曜休館。6月29日まで。