近江八幡市在住の絵本作家・はやしますみさんの原画展「たぬはらさんのどこでもとしょかん」が1月14日、近江八幡市立近江八幡図書館(近江八幡市宮内町)2階視聴覚室で始まった。
はやしさんの絵本「たぬはらさんのどこでもとしょかん」の原画18点を展示する同展。加えて、これまではやしさんが手がけた挿絵や月刊誌に掲載した作品、企業とのコラボレーション作品などを紹介する。会場内にははやしさんの過去の作品をモチーフにした立体作品を飾り、「絵本の世界に入ったような体験」ができるようにした。
はやしさんは、市が2021年から導入している移動図書館車「はちっこぶっく号」と、2023年から導入の「はちっこぶっく号ミニ」のラッピングデザインを手掛けたことから、たぬきの「たぬはらさん」が図書館車に変身し、さまざまな場所へ本を届ける絵本「たぬはらさんのどこでもとしょかん」を描いた。
はやしさんは「この作品の原画を図書館で展示するのは近江八幡が初めて。絵本ができた原点で開催できてうれしい」と話し、「近江八幡図書館は、私が思い付いたことを『やってみよう』とチャレンジさせてもらえるのがありがたい」と感謝する。「絵本の絵は文字が入って完成するのだが、印刷で色が濁る前の原画を見てもらうのも面白いかもしれない。子どもたちには、絵を描くこと、色を塗ることは、こんなに自由でいいのだと感じてもらえたら。空間自体も楽しんでもらえれば」と呼びかける。
会場前のホールでは、古本のリサイクル販売をする市民団体「ゆっくぶっく」が、はやしさんの絵本「クマダさんのどんぐりコーヒー」から着想を得た「クマダコーヒー」を出店し、コーヒーを提供する。
開館時間は10時~17時。入場無料。2月8日まで。「クマダコーヒー」の出店は、17日・18日・31日・2月1日・7日・8日。