近江兄弟社高校(近江八幡市市井町)文芸同好会の部員が記者となり、近江八幡市内の子どもたちの挑戦を紹介していく。
第1回は近江兄弟社高校文芸同好会の挑戦を紹介。
今回挑戦する生徒は、近江兄弟社高等学校の文芸同好会というクラブに属している。このクラブでは、主に詩や小説、イラストなどの文芸作品を創作する活動をしており、日々さまざまな作品を生み出している。
2023年からは立命館大学(京都市北区)の文芸サークル「百宴らいたぁ」との合作に取り組み、作品を部誌に掲載するなどのコラボを実施している。
4年ぶりに近江兄弟社高校で開催された2024年の「ヴォーリズデー」で部誌の展示をするなど積極的に活動している。
文芸同好会は2025年9月23日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開催される「そうさくマーケット」に初出店する。「そうさくマーケット」とは、OTACLUB(おたくらぶ・運営=大阪印刷)主催の一次創作限定の即売会。
出店希望者が多く、1000区画が締め切りを待たずに早期満了となった。漫画や小説以外にも、ボイスドラマCD、アクセサリーなどなど、多岐にわたったさまざまな物品が販売される。文芸同好会は生徒たちが制作した作品を販売する。
部長を務める高校3年の岡田結莱さんは、9月下旬に引退を控えながらも、「新しい挑戦し成長することが部全体にいい影響を与えることを願っている。部員全員が初めての経験をする中で豊富な学びを得られるように、部長として最後の大仕事を全うしたい」と意気込みを見せる。
文芸同好会のブースでは、部誌の他に部員が手がけたイラストを使用した缶バッジ、ポストカード、ラミネートしたカードの販売を予定する。
ポストカードのイラストを担当した明石華さんは、イラストについて、「動きのあるポーズが得意ではないので、それを目標に制作した。苦労した部分は、人体の構図と、ピンク、白、黄色、緑の4色縛りとして描いたこと。気に入っているところは、おなかの部分の影。柔らかい印象になるように描いた。楽しい制作だった」と振り返る。
同じくイラストを作成した雪丸狐紺(ゆきみやここん)さんは、ポストカードのイラストの制作締め切りが定期テスト前だったこともあり、「イラストを土日の間に仕上げたので、背景にこだわることができなかった」と悔しさをにじませていた。
副部長の今路柚叶(いまじゆかな)さんは「これからも新しい挑戦に意欲的に挑んでいってほしい」と後輩たちにエールを送る。
そうさくマーケットの開催時間は11時~15時。入場チケットは1,000円。文芸同好会の缶バッジ、ポストカード、ラミネートしたカードは全て100円で販売。部誌は300円。
取材・文 近江兄弟社高校 文芸同好会