近江八幡市金剛寺町の金田コミュニティーセンターで11月8日、「近江八幡の未来のアイデアをショートショート小説で描こう!」と題した講座が開かれる。主催は近江八幡市教育委員会。
子どもや若者が創作を通じて自己表現や他者との共創を楽しむことを目的に企画した。物語作りを通して地域の未来を考え、アイデアを共有する。創作や表現の体験から自信や行動力を育むとともに、今後のまちづくり活動や起業支援にもつなげる狙いがある。
講師は、不思議な発想を基にしたショートショート作品を多数発表している作家の田丸雅智さん。著書に「海色の壜(びん)」「おとぎカンパニー」シリーズなどがあり、全国でショートショートの書き方講座を行っている。
当日は、田丸さんによるセミナーの後、個人ワークとグループワークを実施。グループごとに考えた未来のアイデアを発表する。参加者には記念として「近江八幡市役所 未来デザイン室メンバー」の名刺を配布し、市の将来構想への関心を高めてもらう。
対象は、滋賀県内に在住する小学5年生~30代。同年代でグループを編成し、全体ディスカッションでは多世代での意見交換を想定する。
教育委員会事務局の岡地剛裕さんは「『誰もが挑戦できるまち』を目指し、若者一人一人の可能性を応援したい。創作を通じて考えることの楽しさや多様な視点を知り、自信や行動力を育んでもらえたら」と話す。講座で出たアイデアは、2026年以降に予定する地域起業プログラムにつなげる可能性もあるという。
申し込みは電話(0748-36-5533)とグーグルフォームで受け付ける。締め切りは11月3日。