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近江八幡・新堂学舎で親子が壁塗り体験 オープンへ向け準備進む

壁を塗る親子ら(写真提供=公益団体「メダカの学校小田分校」)

壁を塗る親子ら(写真提供=公益団体「メダカの学校小田分校」)

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 近江八幡の自然体験・環境教育拠点「新堂学舎」(近江八幡市小田町)で10月4日、内装の壁塗り作業が行われ、地元の親子が参加した。

「メダカの学校小田分校」が立ち上げる活動拠点

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 同学舎は、自然環境保護や環境教育活動を行う公益団体「メダカの学校小田分校」が、2026年1月25日のオープンに向け整備を進めている活動拠点。団体代表が所有する農作業小屋を活用し、クラウドファンディングで改修費用を募るなどして準備を進めてきた。

 この日は2組の親子が参加。小学校からの案内チラシを見て参加を決めた茂木友希さんは両親と弟と訪れ、「きれいにできた。楽しかった」と話した。子ども2人と参加した中川真奈未さんは「地域に残る建物をみんなで作り上げていくことがすてきだと思い参加した。小田町の魅力がまた一つ増える手伝いができてうれしい」と話した。

 事務局の瀧口喜三男さんは「新堂学舎は、子どもからお年寄りまで地域住民が集まり、地域資源を生かして触れ合える施設を目指している。地域の子どもたちと一緒に作り上げることで愛着を持ってもらい、長く親しまれる場にしたい。子どもたちが大きくなって『この壁を塗った』と言えるように手形や名前も入れてもらった」と話す。

 今後は学舎向かい側の「メダカ池」の維持管理に加え、自然学習塾の定期開催や地域の食文化を伝える取り組みも展開予定。地域と連携した活動の歩みを紹介するパネルや、生き物の生息場所を示す「生き物の地図」の展示も計画している。

 壁塗り体験は今月11日にも親子参加型で開催を予定。来年1月のオープン当日は、支援者や地元住民を招いた内覧会とオープニングセレモニーを開き、プロの音楽家による演奏会も予定している。

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