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近江八幡の直売所で新ブランド「淡海なし」「淡海ぶどう」の試食販売

「淡海なし」と「淡海ぶどう」を販売する中村さんと田中さん

「淡海なし」と「淡海ぶどう」を販売する中村さんと田中さん

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 「淡海(おうみ)なし」「淡海ぶどう」の試食販売が8月21日、JAグリーン近江ファーマーズマーケットきてか~な(近江八幡市多賀町)で始まった。

試食販売に多くの客が足を止めた

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 「淡海なし」「淡海ぶどう」は、2022年に発足した津田干拓地果樹生産組合(津田町)が栽培。近江八幡市の新たな特産品にしようと、今年から本格的に販売を始めた。きてか~なでは、木曜・土曜・日曜の9時~11時に試食販売を行っている。

 同生産組合には20代から40代の若手農業者が加入。8月28日には、組合員の中村洋明さんが「淡海なし」を、田中恵清さんが「淡海ぶどう」を、それぞれ販売した。来店した客には試食品も配り、新しいブランド果物のアピールに努めていた。

 中村さんは結婚を機に近江八幡市に移住。就農した。大阪ではサラリーマンだったという。「以前から農業に興味があり、津田干拓地の果樹団地が立ち上がると聞いたので組合に参加した。ほかの産地に負けないくらいの面積があるので、生産量が増えれば県内だけでなく全国で販売したい」と意気込む。

 田中さんは現在22歳。高校卒業後、山梨県でブドウ栽培を学び、近江八幡で就農した。ブドウは植えたばかりで未収穫といい、仲間のブドウを販売していた。「自分たちの組合のブランド名で果物を売るのはわくわくする」と話す。

 組合長の弓削田信基さんは「半数以上が新規就農者。若いメンバーで近江八幡の果樹栽培を盛り上げたい」と話す。

 9月14日まで販売予定。

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