
近江八幡市文化会館(近江八幡市出町)の改修工事が8月29日に完了するのに合わせ、リニューアル記念イベント「ふるさと音楽祭2025」が31日に開かれる。
同会館は1979(昭和54)年5月に開設されてから45年が経過。老朽化により稼働率が低下していたことから、昨年6月から外壁や内装、空調の改修に加え、耐震化や照明のLED化などの工事を進めてきた。
文化振興課の山田彩香さんは「市民にとって身近で親しみやすい『文化の広場』として、学びや交流、創造活動の場になることを期待している。ホワイエを開放し、飲食や自習もできる憩いの場を設けたので、気軽に利用してほしい」と話す。
音楽祭では大ホール(定員1100人)で八幡高校吹奏楽部と八幡中学校太鼓部がオープニングを務め、リニューアル記念式典の後には市文化芸術アドバイザーの音楽家らがクラシックの名曲コンサートを行う。続いて「琵琶湖周航の歌」の大合唱や「近江八幡のええもんが当たる!お楽しみ抽選会」も予定する。文化振興課の増田麻里さんは「クラシック音楽になじみのない地域住民にも楽しんでもらえるコンサートを開くことで、音楽文化の向上につなげたい」と話す。会場にはフードブースや作品に触れられる巨大アートを設置し、ワークショップも開く。
14時開演(ワークショップとフードブースは12時開始)。入場無料。