
ビーチグラスや陶器片など琵琶湖の漂流物をマッチ箱に入れた「琵琶湖のかけら」の販売が「びわ湖の日」の7月1日、ヴォーリズみらいビレッジ(近江八幡市浅小井町)で始まった。
縦3.5センチ、横5.5センチのマッチ箱に琵琶湖岸で拾ったガラス片や陶器片などの漂流物を入れた。マッチ箱のデザインは15種類あり、琵琶湖やビワコオオナマズ、星などをあしらっている。
ヴォーリズみらいビレッジは、2023年3月に廃校となった小学校の跡地をヴォーリズ学園が地域交流やスポーツ振興の場として活用している施設。5月にはウエスト(鷹飼町南1)が昇降口に「貸棚こども書店 ほんなら」をオープンした。
「琵琶湖のかけら」発案者で、同社のサイン事業部「図工室」の脇本慎也さんは「ほんならがオープンし、土産になるような商品をつくりたいと思った」と振り返る。「何十年も波にもまれて角が取れた陶器片やガラス片を見て『何に使われていたのだろう』『宿場町の旅館から流れてきたのだろうか』と思いをはせるのが楽しい。今後は琵琶湖岸のごみ拾いをしながら漂流物を探すイベントや漂流物を使ったキーホルダー作りのワークショップなどを行いたい」と話す。
価格は1箱200円。ヴォーリズみらいビレッジ内の昇降口で販売する。販売時間は10時~17時。日曜・月曜定休。