
ヴォーリズ建築についての講演会「ヴォーリズさんのびっくりポン!」が7月19日、ヴォーリズ学園(近江八幡市市井町)内ヴォーリズ平和礼拝堂で開催される。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ来日120年記念イベントの4回目となる今回は、建築におけるヴォーリズの功績について講演する。
1限目は「国会議事堂のドアノブってヴォーリズさん?」と題して、東北学院大学准教授の大門耕平さんが講演。滋賀県出身で、生まれた時からヴォーリズ建築に住んでいた大門さんは、ヴォーリズの生涯と建築を中心とした功績について研究している。ヴォーリズが関わった近江セールズが西洋から輸入したドアクローザー、錠前、ドアノブなどの建築金物が国会議事堂や軍人会館に使われていたことなどを紹介する。
2限目は関西学院大学建築学部ヴォーリズ研究センターのセンター長の角野幸博さんが講演。ヴォーリズ建築の保存と観光資源としての活用について話す。
3限目は近江八幡市が行っている近代建築調査に携わっている同センター研究員の山形政昭さんが市内のヴォーリズ建築についての調査内容を報告する。
講演会を主催するヴォーリズ来日120年記念事業「バンザイなこっちゃ!協議会」の藪秀実さんは「ヴォーリズ建築について研究している大学の先生が、あまり知られていないヴォーリズの功績について講演する。意外な側面を知ってもらえれば」と呼びかける。
開催時間は13時30分~16時20分。入場料は1,000円(当日は1,500円)。定員500人。