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近江八幡で「ヴォーリズサミット」とファン懇親会 外部初公開の記録映像も

来日120年を記念してさまざまなイベントが開催されている(2月2日に開催された講演会「いま、なぜヴォーリズさんなの?」の様子)

来日120年を記念してさまざまなイベントが開催されている(2月2日に開催された講演会「いま、なぜヴォーリズさんなの?」の様子)

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 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ来日120年記念イベント「世界の中心でヴォーリズサミット」が5月31日、ヴォーリズ学園(近江八幡市市井町)内ヴォーリズ平和礼拝堂で開催される。

5月31日に開催される「世界の中心でヴォーリズサミット」

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 ヴォーリズは、1905(明治3)年2月に来日し、滋賀県立商業学校(現在の八幡商業高校)の英語教師として勤務した後、学校や病院を設立。日本各地で学校や住宅、教会などの建築設計に携わった。来日120年を記念して、2025年は年間を通して講演会やヴォーリズ建築の見学会、写真展などの記念イベントを実施している。

 当日は、全国のファンが集うイベントとして講演会4つと懇親会を行う。講演会「湖国の風景とヴォーリズさんたちの働き」では、1937(昭和12)年にヴォーリズらが製作した音声付き記録映像「湖畔の人々」を外部初公開。「ヴォーリズ建築に住まう音楽家との縁(えにし)」では、いずれも音楽家の吉田桂子さんと宮本謙二さんがヴォーリズ設計の「ヴォーリズ建築」について講演する。吉田さんは近江兄弟社グループの創立者の一人である吉田悦蔵の孫。宮本さんはヴォーリズの通訳を務めた宮本文次郎の孫。吉田さんと宮本さんは現在も、おのおのが「ヴォーリズ建築」に住んでいる。

 このほか、ヴォーリズ建築での撮影について滋賀ロケーションオフィスの有田高志さんが話す「ヴォーリズ建築を用いたロケーションあれこれ」と、1月1日にびわ湖放送で放映された特別番組「米来留 日本を愛したニッポンジン」制作の裏側を企画編成局長の山口秀富美さんが話す講演会も行う。

 講演会終了後は、グリーンホテルYES近江八幡(中村町)で懇親会を行う。イベントを主催するヴォーリズ来日120年記念事業「バンザイなこっちゃ!協議会」の藪秀実さんは「ヴォーリズ建築研究家や近江兄弟社関係者、行政関係者、ボランティアガイドなどが集う。誰でも参加可能なのでヴォーリズファンの仲間と共に特別な時間を過ごしてもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は、ヴォーリズサミット=13時30分~16時20分、懇親会=17時30分~19時30分。参加費は、サミット=1,000円、懇親会=6,000円。

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