
八幡山ロープウエー(近江八幡市宮内町)の山頂駅付近で現在、風車の通り抜け「天空のかざぐるま」と御朱印スタンプラリーが行われている。
八幡山山頂展望館付近の約9メートルの遊歩道に約400個の風車を設置。新緑の木々に色とりどりの風車が映え、訪れた観光客の目を楽しませている。同時に、山頂にあるお願い地蔵と村雲御所瑞龍寺に御朱印スタンプを設置。山麓駅で配布する御朱印台紙にスタンプを重ね押しすると春季限定のオリジナル御朱印が完成する。
八幡山ロープウエーは1962(昭和37)年に運輸を開始。標高271.9メートルの八幡山山頂までを約4分で結ぶ。山頂には豊臣秀次が築いた八幡城の城跡があり、琵琶湖や城下町を見渡すことができる。本丸跡には京都から移築された村雲御所瑞龍寺があり、散策する人や参拝客でにぎわっている。
山頂遊歩道の飾り付けは2024年に始め、7月には風鈴を、11月にはちょうちんを設置した。今年は初めて、新緑の時期に風車を設置した。八幡山ロープウエー副支配人の三露元博さんは「インスタグラムなどで見て写真を撮影しに来る人もいる。新緑と風車が織りなす幻想的なひとときを楽しんでもらえれば」と呼びかける。
ロープウエーの営業時間は9時~17時(下り最終便は16時30分)。運賃は大人=片道540円、往復950円、6歳~11歳=片道270円、往復480円。天空のかざぐるまは5月25日まで。