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近江八幡の沙沙貴神社で祭り 大たいまつ奉火や子どもみこし、マルシェも

大たいまつを引いて移動させて、沙沙貴神社に奉納する(写真提供=沙沙貴神社)

大たいまつを引いて移動させて、沙沙貴神社に奉納する(写真提供=沙沙貴神社)

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 沙沙貴神社(近江八幡市安土町常楽寺)境内で4月19日・20日、沙沙貴まつりが行われる。

たいまつが燃え盛る中、みこしを担ぐ(写真提供=沙沙貴神社)

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 2019年までは、4月の第1土曜・日曜に管絃祭(かんげんさい)と沙沙貴十二座神事の宵宮祭を、5月4日・5日に子どもまつりを、それぞれ行っていたが、コロナ禍で休止。宵宮祭では、琵琶湖のヨシで作った大きなたいまつを常楽寺から沙沙貴神社までの約1キロを引いて移動させて奉納。境内で奉火する。2023年にはこの日程で復活させたが、2024年からは19日を宵宮祭とし、20日に子どもみこしと沙沙貴十二座神事、管絃祭を行っている。

 沙沙貴神社は、全国の佐佐木さん(佐佐木源氏)の氏神として崇拝されている神社。50年前は500世帯いた氏子が、現在では350世帯となり、高齢化も進んでいる。禰宜(ねぎ)の岳(おか)郁美さんは「氏子の減少と、コロナ禍で祭りを休止したことから、以前のように祭りを開催することが難しくなった。氏子から自然発生的に祭りを存続しようという声が上がり、複数の祭りを合わせて開催することになった」と振り返る。「やめるのは簡単だが、やめてしまったらもう復活できない。子どもたちも参加しやすいように簡素化した」とも。

 開催時間は、たいまつ明引き出し=19日15時~、たいまつ奉火=同20時~、子どもみこし・神事=20日13時30分~、みくじ神事=同16時~。

 「神社に人を呼びたい」という岳さんの思いから、沙沙貴まつりと同時に、マルシェ「沙沙貴杜遊(ささきもりあそび)」も行う。境内にはピザやケバブ、カレー、クレープなどの飲食ブースとキッチンカーが並ぶ。アクセサリーなどの物販や子ども向けのワークショップのブースも出店する。岳さんは「いろんな人が来てくれるお宮さんにして、離れつつある若い世代が戻って来てくれることに期待している」と話す。

 沙沙貴杜遊の開催時間は、19日=15時~21時、20日=11時~16時。

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