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近江八幡市役所新庁舎、来年1月5日開庁へ 報道向け内覧会を実施

近江八幡市役所新庁舎の外観

近江八幡市役所新庁舎の外観

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 近江八幡市は12月12日、桜宮町で整備を進めてきた市役所新庁舎の報道向け内覧会を行った。現庁舎西隣で進めていた第1期工事が完了した。

近江八幡市新庁舎1階フロア

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 新庁舎は「誰もが相談しやすく居心地のよいハートフルな庁舎」「将来の環境変化に柔軟に対応できる持続性の高い庁舎」を基本コンセプトに設計した。建物は鉄骨造り4階建てで、延べ床面積は約9000平方メートル。用途に応じて段階的に広がる階段状の構造が特徴。

 1階は市民課や保険課などが入る市民サービスフロアとし、確定申告や選挙投票に使える多目的スペースや、ガラス張りの相談ブースを設けた。2階は教育委員会関係と福祉関係部署を配置し、オープンな打ち合わせスペースを設けている。3階は市長室や企画部門などの総務関係フロアで、災害対策本部機能を備える特別会議室を整備した。4階には可動式設備を備えた議場と委員会室を配置する。

 庁舎全体では、ICカード認証による職員エリアと市民エリアの分離や、会議室へのモニター設置によるペーパーレス化、デジタルサイネージによる案内表示の電子化を進めた。職員の執務スペースは、引き出しを設けないフリーアドレス制を採用し、課内で自由に席を選べる。各フロアに個人用ロッカーや給湯エリアを設け、スペースの有効活用を図った。担当者は「環境要因によるストレスを抑え、業務に集中しやすい執務環境を目指した」と説明する。

 今後は2026年1月5日に開庁式を行い、供用を開始。現在の市庁舎を解体し、正面玄関と駐車場を整備する第2期工事は2026年末の完了を予定し、全体完工後に改めて竣工(しゅんこう)式を行う。

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