滋賀レイクスが行う環境活動「びわ湖一周クリーンウオーク」が11月30日、西の湖(近江八幡市安土町下豊浦)周辺で行われ、滋賀レイクスの江原信太朗選手とファン52人が参加した。
2017(平成29)年から大津市内の琵琶湖岸や試合会場周辺のごみを拾う活動を続けてきた滋賀レイクスは2023年から、大津市や野洲市、高島市など琵琶湖に接する10市で1年間かけて清掃活動を行う同環境活動に取り組んでいる。3年目となる今年は7月の大津市からスタートし、守山市、長浜市、彦根市を回った。近江八幡市で5カ所目。チームから割り当てられた回以外にも積極的に参加しているという江原選手はファンと共に西の湖周辺の農道を歩き、ごみを拾いながら交流した。参加者は、側溝に捨てられた缶やたばこの吸い殻など12袋約240リットル分のごみを拾った。集めたごみを自発的に分別するファンも見られた。
彦根市から家族と参加した女性は「琵琶湖を大切にしたい気持ちがあったが、1人では清掃活動に参加しづらい。選手と一緒なら踏み出せる。普段歩かないので良い運動になった。終わった後は気持ちがすっきりする」と笑顔を見せた。
「西の湖を訪れたのは初めて。清掃を通して滋賀の良さを知るきっかけになった」と江原選手。ファンには感謝しているといい、「自分たちが地域に支えられているからこそ、こうした活動で恩返しがしたい」と話す。「ファンはとてもフレンドリーで、家族のように支えてくれる存在。試合の流れが悪くても全力で応援してくれる」とも。清掃活動中も声をかけられ、SNSに投稿した話題で盛り上がっていた。当日は、西の湖が琵琶湖とは別の湖であることを初めて知ったという。「もっと滋賀について知りたい」と意欲を見せる。