時代劇風イベント「時代劇のまち近江八幡」が11月23日、近江八幡市内で開催される。主催は近江八幡観光物産協会。
同イベントは古い町並みや水郷の景観が残る近江八幡を「時代劇の似合うまち」としてPRしようと2013年(平成25年)に始まり、今回で20回目を迎える。市民など有志が時代劇に登場する人物に扮(ふん)し、八幡堀かいわいを歩いて観光客と交流しながら、近江八幡の魅力を伝える催しとして定着している。白雲館を出発し、千成亭前、明治橋、新町浜、新町通り(資料館)を経て新町浜へと続くルートで行進する。
同協会の白石昌代さんは「昨年は侍や町娘、よろいかぶとなど多彩な衣装の参加者が集まり、町全体が時代劇の撮影現場のような雰囲気に包まれた。観光客にも好評で、地元の人や観光客の笑顔があふれる一日になった」と話す。申し込めば誰でも行進に参加できる。「衣装を持参しての参加はもちろん、見学だけでも楽しめる。歴史情緒あふれる町並みを歩き、時代劇の世界を体感してほしい」とも。現在、申し込みをグーグルフォームで受け付けている。
当日は、新町浜で時代劇風の屋台がそば(500円、200杯限定)や団子(2本で200円、400本限定)を販売。近くの特設会場では、近江兄弟社高校演劇部と演劇サークル「劇団天正屋」が寸劇を披露する。見学は無料で、着物姿の演者は写真撮影に応じる。お面や刀などの小道具を無料で貸し出す。イベントロゴを掲示出した市内5店舗は和装で入店した人を対象に当日限定の割引特典を用意する。近江八幡市のインスタグラムや同協会のSNSなどをフォローしている人には近江八幡市のマンホールをデザインした缶バッジを進呈する。新町浜や白雲館など6カ所を巡る「重ねおしスタンプラリー」も実施する。
開催時間は11時~15時。